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第9回「実録!映画製作『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」

実録!映画製作

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実録!映画製作

■「実録!映画製作『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」第9回

 海外でも高く評価される監督の作品に数多く出演してきた「知る人ぞ知る」女優・中原翔子が、映画を作ると決心! プロデューサー早川ナオミとして一本の映画を完成させる、立ち上げから劇場公開までの道のりを追う。理想と現実のはざまで揺れながら繰り広げられる予算との仁義なき戦い! 想像を超える、壮絶な「映画作り」を目撃してもらいたい!

 三つの短編からなる映画『つながる(仮)』も、渡辺あい監督の『感電』に、深井朝子監督の映画『おはよう、マコちゃん』がクランクアップ! 2作の撮影が無事終了したことをお祝いして、渋谷にある焼肉店「どうげん」で中打ち上げが行われました。

■焼肉食べ放題で大盛り上がり!

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キャストもスタッフも大盛り上がりです! これは1食100円じゃないですぜ?

 次々に運ばれてくるお肉に全員がテンションマックス! 酔っぱらってマイケル・ジャクソンの物まねをしだすメンバーも出現するなど、盛り上がりまくりの一夜に! スタッフ一同、現場で見せていた真剣な表情とはまるで違った満面の笑顔で、思い出話に花を咲かせていました。

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左:広澤草&亜紗美コンビ! 中:お子さんが生まれたばかりのキンさんと! 右:締めの挨拶で、感極まって号泣の渡辺監督をねぎらう深井監督!

 実はこの焼肉店のオーナーであるキンタカオさんは、俳優としても活動中の元ラガーマン! 『おはよう、マコちゃん』にもゲスト出演しており、焼肉の差し入れをしてくださった方なのです! しかもなんとこの日に、長女が誕生! 全員から祝福を受け、ダブルのお祝いとなりました。

■渡辺あい監督『感電』のCG作業を振り返る

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CG制作中! 仕上がりが楽しみ!

 渡辺監督の『感電』では、「主人公の体内から放出できずにたまっているエネルギーを表現するのに、使うしかない!」という、監督たっての希望でCGを導入!約2か月にわたるCG作業は渡辺監督が前作『桃まつりpresents なみだ/MAGMA』でもお世話になったという、3DCGアニメーターの宍戸光太郎さんが担当。「普通であればソフトを使って簡単にできるのですが、そこは宍戸さんのこだわりで、(アニメーションのように)線画を入れるところから始めることになりました。また、アニメーション作画部分はあしたのんきさんと中村景子さんにお願いしました」と渡辺監督。「線画を入れる、人の手によって作業する」ということは、1秒24コマの画面に一つ一つ手描きで効果を入れていくという、想像以上の大変さ! 「手書きの電流を、実写素材となじませながら合成していただきました」と話す渡辺監督は、出来上がったCGに大満足だった様子。人の手による緻密な作業だからこそ実現した特殊効果シーンに期待です!

■深井監督の『おはよう、マコちゃん』の編集は…?

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いつでも全力投球の深井監督です!

 一方、深井監督の『おはよう、マコちゃん』は絶賛編集中! 編集の手応えについて深井監督は、「現場で自分がモニター越しに見ていた画と、きちんとした画面で見る画ではまるで違って、すごくびっくりしました。NGを出していたテイクが、実際の画面で見ると逆にすごく良かったりするんですよね。その違いがとても面白くて、自分の想像を超えたものが撮れていると、とてもうれしいです」とニッコリ。

 また、主演の広澤草と真山明大の演技についても、「現場で見ていた生身の演技と、画面を通して見た感じとでは魅力が全く違いました。広澤さんはすごくかわいらしくてより魅力的だし、ダメ男役を演じていただいた真山さんも、画面を通すとすごい存在感で、チャーミング! 女性はみんな、マコが彼にメロメロになる気持ちがわかってしまうと思います」と大絶賛。まだまだ編集作業は続くということなので、ぜひ頑張ってほしいですね!

■ついに3作目に突入~!

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執筆中の深井監督

 そして、『つながる』最後の作品では、渡辺監督と深井監督がタッグ!「脚本家の深井が書いて、監督志向の渡辺が撮るという形にしようと思いいたりました。渡辺さんも深井さんも、それぞれの現場を通してとても成長したと思っているので、3作目はぜひ二人に任せたいと思ったんです」という中原の言葉通り、若い力に任せることとなりました。

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女子のアイデア合宿です!

 脚本作業は、深井監督が脚本を書き、それを渡辺監督が直していくスタイルで進行。中原の家で合宿も行い、テレビの画面に脚本を大映しにして音読しながら、脚本を書いたこともあったそう。さらに2作品共通で監督助手を務めている淺雄さんも強ーい味方としてアイデアを出し、女性4人による共同作業で脚本を仕上げていきました。中原いわく「3作の中では一番粘ったし苦しんだ」という本作の脚本は、準備稿から決定稿まで約2か月かけて完成! いったいどんな作品になるのか、注目です!

■早川ナオミの今月の一言!


中原翔子 PROFILE

中原翔子01

熊本県出身。明治大学在学中よりモデルとして活動後、女優デビュー。高橋洋作品の常連であり、三池崇史井口昇など海外でも支持されている監督の作品にも多数出演。国内外を問わず、知る人ぞ知る女優である。ニックネームは“地獄のしょこたん”





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<近況>

7月26日より、渋谷アップリンクにてドキュメンタリー映画『VHSテープを巻き戻せ!』が公開されます。初日には映画監督・脚本家の高橋洋さんとわたしでトークショーも開催! しかも初日の併映作品は東映Vシネマ『XX ダブルエックス 美しき狩人(ハンター)』(監督:小沼勝/脚本:高橋洋)です。悶絶!

編集部・森田真帆 カバー写真:高野広美

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