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『万引き家族』城桧吏、“父”リリー・フランキーと再会!

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 カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた映画『万引き家族』(公開中)のQ&Aイベントが13日にシネマサンシャイン池袋で行われ、ポスト“柳楽優弥”の呼び声も高い子役の城桧吏が来場。劇中での“父”リリー・フランキーとの再会を果たした。

【写真】天才子役・城桧吏!

 6月8日に公開されて以来、ヒットを記録している本作は、7月13日時点で動員300万人、興収36億円を突破。『そして父になる』の最終興収32億円を超え、是枝裕和作品史上最大のヒット作になった。この日の司会はシネマサンシャイン池袋を運営する佐々木興業の佐々木伸一社長。銀座の飲食店で知り合った佐々木社長が映画館を運営していると知り、「じゃ舞台あいさつをするよ」とリリーが提案したことからこの日のイベントが実現したという。

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 撮影を振り返り、「明るい現場でした。スタッフさんとも仲良くなれました」と満足げな表情を見せる城。その言葉にリリーも「すごく楽しく過ごしながら、こんなすごい映画ができたね」と続け、笑顔を見せた。是枝監督が子役に行う演出スタイルとして、台本を渡さずにその場で口伝えでセリフを教えるというものがある。その現場を見たリリーは、「一緒に釣りをするシーンでも、その場で聞いたセリフを俺に教えるように話していて、すごいなと思いました。祥太(城の役名)すごくないですか?」と舌を巻いていた。

 撮影の半年前、家族の顔合わせが行われ、その時に家族写真を撮ったことを明かしたリリー。「その写真を携帯の待ち受けにしていました。だから撮影が始まる時はずっと一緒にいたような気がして。是枝さんの演出の魔法というか、撮影が始まる前からずっといたような演出をしてくれた。すごいな」と城に話しかけると、城も「はい!」とその意見に同意していた。

 「カンヌ映画祭では、(聞こえるか聞こえないほどの)ウィスパーで言っているセリフも字幕で出ている。(樹木)希林さんが何を言っているのか分かりやすくなっていて、だから感動しやすいというのがあった。でも是枝さんは逆に音にはしたくなかった。もともとは(『万引き家族』ではなく)『声に出して呼んで』というタイトルだったから。みんなが声に出さなくて、大切なことを言うというね」と解説した。

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 そして最後は、城があいさつを行うことに。リリーから耳元でセリフを伝授され、「宴もたけなわ、プリンスホテルでございますが。人生には大事な袋が3つあります。1つ目は池袋。2つ目は沼袋。3つ目は東池袋です。ご当地でまとめてみました」と締めのあいさつ。リリーによると、このあいさつに関しては、現在、新作の撮影準備でパリにいるという是枝監督も「前回は六本木だったけど、今回は池袋が会場だから。ここでウケなきゃおかしい」と心配していたという。だが、そのお役目を見事に果たし、会場からは大きな拍手が起こり、晴れやかな顔を見せる城であった。(取材・文:壬生智裕)

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