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『翔んで埼玉』~漫画連載:憑依系女子、夢野映子の1日

憑依系女子夢野映子の1日

 原作からファンだった『翔んで埼玉』が映画化と聞いて半信半疑で鑑賞したところ、世界観の完成度に驚きました。

《あらすじ》東京にある超名門の白鵬堂学院では、都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が埼玉県民を底辺とするヒエラルキーの頂点に君臨していた。その昔、埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受けていたのだ。そこにアメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。

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 GACKTさんをこれほどまでに無駄遣いするのは、あとにも先にも本作だけではないでしょうか。ここまで美しい茶番を観ると感動さえ覚えます。GACKTさんを筆頭に、伊勢谷友介さんや京本政樹さんなど、とにかく画面が華やかで、中でも二階堂ふみさんの少年役が見事にハマっていました。全員がとても丁寧に、くだらないことをやっています。

 私は、東京・千葉・埼玉に在住経験があるため余すことなく楽しめましたが、全くゆかりのない人は笑うタイミングがいささか難しいかもしれません。しかしながらそれを上回る世界観の完成度とシンプルなストーリーは万人受け間違いない!

 個人的に「統率萌え」「群集萌え」な節があるため、群集を率いたリーダーたちが戦う姿は純粋にかっこよかったです。さらに映画ならではの豪華な演出もあり、思わず笑い声が漏れてしまうくらい楽しめました。地元の友達とワイワイ観るには最適ですね。

ヤナマリ的見どころ

・千葉 VS. 埼玉の出身芸能人自慢

・完全実写なのに全員が二次元キャラに見える不思議

・はなわさんによる主題歌「埼玉県のうた

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柳本マリエ プロフィール

柳本

 17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「17歳からのイングリッシュ」毎日更新中!

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