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カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナー出品の若手監督に密着!

 カンヌ国際映画祭のメインといえば、やはりコンペティション部門ですが、実は映画祭期間中、さまざまな映画が上映されているのはご存知でしょうか? その中のショートフィルムコーナーは、エントリー料を支払って応募した作品の中から約2,000本が上映され、映画製作者を志す人たちにとっての大きなチャンスとなる企画です。そのショートフィルムコーナーに出品した、長谷川亮監督に密着しました!(取材・文:森田真帆)

映画祭参加者の証“バッジ”で、各国の映画人とコミュニケーション!

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カンヌで出会ったドイツ人の監督さんと記念写真!

 このショートフィルムコーナーに出品した監督、製作スタッフには映画祭から1作品につき2枚のバッジがもらえます。このバッジは、映画祭の参加者として認められるとても大事なもの。一般のお客さんが入れない、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレと呼ばれるメイン会場にも入ることができ、ワークショップや、ほかの国の映画人との交流会などに参加することができるバッジです。長谷川監督もショートフィルムコーナーに出品しているドイツの監督と知り合いになり、作品を観に行ったりすることで「世界が広がっていく感じがとても楽しいです」と話していました。ただし、交通費や宿泊費は出ないため、全て自前で参加することが条件! ちなみに長谷川監督にどのくらいの費用がかかったか聞いてみたところ、航空券は往復で約8万円。カンヌというとものすごく高いイメージだったので8万円は意外ですね!

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タキシードは映画祭の必須アイテム!

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各国のイベントへの参加も正装は必須なのです!

 出品した長谷川監督が受け取ったバッジを見せると、映画祭の上映作品を制限付きで鑑賞できる資格をもらえます。そこで大切なのがタキシードと革靴を持っていくこと! なかなか観ることができないコンペティション作品も、このバッジがあると“last minite”という枠で鑑賞が可能! 最後の10分くらいで空席がある場合のみ鑑賞ができます。長谷川監督は、ラース・フォン・トリアー監督の最新作を last minute 枠で鑑賞するチャンスがあったものの、夜の鑑賞は全て正装が必須だったことを忘れていて、服装チェックでアウトになってしまったそう。タキシードと革靴は、カンヌ映画祭では必須なんですね! 世界の巨匠たちの素晴らしい作品を鑑賞するチャンスはなかなかないので、若手監督たちにとっては作品に触れる貴重な場ともなっているのです。

いよいよ上映の日!監督が会場に入れない!?

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会場前で記念写真!

 長谷川監督が出品していた短編映画『琉球シネマパラダイス』は、沖縄にある歴史ある首里劇場を映したドキュメンタリー。上映はメイン会場のパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ内にある会場で行われました。この日上映された日本の短編作品は全部で7本。最年少は、大学生監督の作品でした。約50席ほどの小さな会場ですが、外国の方々と日本人の関係者で場内はあっという間にいっぱいになりました。

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上映後、映画の感想で盛り上がっていました。

 さらに、開場ギリギリに来た長谷川監督と壬生智裕プロデューサーは「満席なので」と会場に入れないという大ハプニングが発生! そのあと入れたそうですが、それだけたくさんの方々に観てもらえるのはとってもうれしいことですね! 上映が終わるごとに、温かい拍手が湧き起こり、上映後にはそれぞれの作品の監督や観客の方々が、感想を伝え合うなど交流を深めていました。

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