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石坂浩二、劇場版アニメ初主演!増田俊樹ら匠の技を絶賛

舞台あいさつに登壇した石坂浩二
舞台あいさつに登壇した石坂浩二

 俳優の石坂浩二が24日、シネマート新宿で行われたアニメーション映画『歎異抄をひらく』の初日舞台あいさつに登壇し、劇場版アニメ初主演の思いを語った。

【動画】映画『歎異抄をひらく』予告編

 古典文学の名著「歎異抄(たんにしょう)」を解釈した高森顕徹の書籍をアニメーション映画化した本作。「歎異抄」の著者と言われている唯円が、親鸞聖人と出会い、仲間たちと共に思い悩みながら成長する姿を描く。

 親鸞聖人の声を担当した石坂は、“劇場版アニメ初主演”という表現に「主演と言われると恥ずかしいんですよね」と苦笑い。「歎異抄」は親鸞聖人の弟子・唯円が、師匠の悪い評判の誤解を解こうと書いたものと説明しつつ、「名著ではありますが、実際は唯円が書いたものなので、わたしが主演と言われると親鸞と共にちょっと恥ずかしい気持なんです」と戸惑いを見せた。
 
 石坂は、唯円役を務めた声優の増田俊樹について「声だけで演技ができる」と絶賛すると、親鸞や唯円が生きた鎌倉時代を「無駄な汚い音のない静かな時代」と表現。そのなかで、声だけで多くのことを表現する技術は、石塚の理想とするところであり、それを見事に表現した増田ら声優たちに「僕が目指そうとしていたことをやっていた。わたしの考えを盗んだんだな」と茶目っ気たっぷりに語っていた。
 
 また石坂は、親鸞の歴史的な意義として「宗教家でありながら『人間は悪だ』というところから始まっていることがすごい」と評価。「化学は人間に利益をもたらすが、偉大なる犠牲も強いるものだという現代の考えを、鎌倉時代にすでに悟っていた。その意味で、彼は哲学者だと思います」と持論を展開していた。(磯部正和)
 
映画『歎異抄をひらく』は5月24日より、シネマート新宿、角川シネマ有楽町他全国順次公開

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