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浅草の名画座跡地に大型商業施設の建設が決定!映画上映も可能に

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マルハン松竹六区タワー外観
マルハン松竹六区タワー外観 - 画像はイメージ

 「浅草名画座」など、昨年10月に閉館となった浅草の5つの映画館の跡地に「マルハン松竹六区タワー」が建設されることが発表され、施設内には映画も上映可能な常設劇場が入居することが明らかになった。これは27日に浅草ビューホテルで開催された「浅草六区再生プロジェクト」記者会見で発表されたもの。2014年12月開業予定の同施設は、地下1階、地上8階。その外観は、かつて明治期に建造され、浅草のシンボルタワーとなった「凌雲閣」をイメージしたデザインとなる予定だ。

 施設内には、飲食店、遊技場、300席規模の小劇場、そして映画上映も可能な500席規模の中劇場が入居予定。この二つの劇場では、舞台エンターテインメントを中心に上演されるという。本プロジェクトを推し進める株式会社TOKYO 六区 CITYの韓俊社長は、劇場の利用法について「基本的にはロングラン興行を中心とした舞台。外国のお客様にも理解できるように、ノンバーバル(セリフなし)の演目を中心としながら、その興行の隙間隙間で映画の上映などもできれば」と構想を明かす。

 また、本プロジェクトに参加する松竹の迫本淳一社長は、歌舞伎上演の可能性について「花道は作らないため、大歌舞伎はできないが、小さな劇場でもできるものを。伝統を継承していくものや、チャレンジングなものなど、両方できるようなものになるだろう」と語るにとどめた。

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 浅草は、1903年(明治36年)に日本初の常設映画館「電気館」が建設された日本の映画館発祥の地。当時、映画、演劇は娯楽の中心となり、浅草六区は活況を呈していたが、テレビなどの台頭により、劇場は次々と閉館。昨年の10月には、六区に最後まで残っていた「浅草名画座」「浅草中映劇場」「浅草シネマ」「浅草世界館」「浅草新劇場」が閉館。映画館発祥の地から銀幕の灯が消えて久しい。

 浅草東宝会館跡地には東京楽天地が中心となって商業施設が建設予定となっており、リッチモンドホテルが入居予定。さらにディスカウントショップのドン・キホーテの建設も進められるなど急ピッチで再開発が進められている。浅草六区の雰囲気も大きく様変わりしそうだ。(取材・文:壬生智裕)

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