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第15回「実録!映画製作『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」映画のアフレコってどうやるの?

実録!映画製作

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実録!映画製作

■「実録!映画製作『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」第15回

 これまで数多くの映画に出演してきた「知る人ぞ知る」女優・中原翔子が、映画を作ると決心! プロデューサー早川ナオミとして一本の映画を完成させる、立ち上げから劇場公開までの道のりを追う。理想と現実のはざまで揺れながら繰り広げられる予算との仁義なき戦い! われわれの想像を超える、壮絶な「映画作り」を目撃してもらいたい!

■まだ終わらない!ギリギリのアフレコ収録!

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完成まではもう少し! の『愛∞コンタクト』

 撮影、編集を終えた映画『愛∞コンタクト』。後はみんなに観せるだけ……と言いたいところですが、まだまだやらねばならないことがあるのです。そう、電話の声やテレビから流れる音など、撮影の際に録音していなかった音を追加で収録する「アフレコ」作業が残っています。

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02
こんな状態でアフレコしました……

 プロデューサーの早川ナオミ(中原翔子)は「アフレコのスタジオを借りたいのですが、スタジオ代も結構掛かる。さてどうしたものか……」と頭を抱えていました。そんなとき、録音・整音担当の臼井勝が発した「静かな場所で画(え)が出せればどこででも録(と)りますよ」という頼もしい言葉に、目からうろこ! 厳密に口の動きに合わせることが要求されるような収録ではなかったこともあり、ナオミの自宅寝室をスタジオ代わりにしてのアフレコを決行することになりました!

■エッチな質問に答えるのは監督本人?

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深井監督がエッチな質問に答えちゃいます?

 アフレコはまず、深井朝子監督の『おはよう、マコちゃん』から開始となりました。手始めに、劇中のラブホテルに流れる「アダルトチャンネル」のイメージシーンにおけるモノローグから収録。ちょっぴりエッチな質問に女の子が答えるというシチュエーションですが、この声を担当したのはなんと深井監督本人!

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深井監督、がんばります!

 マイクを前にして、キュートな甘い声で赤裸々なモノローグを読み上げる深井監督。収録が終わると、実際の映像とモノローグを合わせてプレイバック。「映像からセリフがはみ出るから、このセリフを削ろうか」などなど、臼井と共に音のチェックに余念のない深井監督。最終的には「映像にピッタリ!」とニッコリ笑顔を見せました。

■あの話題作の監督まで参加!

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あのときの声、収録中です……

 続いては、同じくホテルに流れる「アダルトチャンネル」から聞こえてくるカラミのシーンの収録です。こちらの声の担当はナオミ。マイクを前に、相手役の俳優さんと共にあえぎ声を披露します。どんどん高まり、クライマックスに達するナオミたちの迫真の演技に、現場は笑いに包まれました。

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なんと『クローバー』の古澤健監督まで!

 続けてやって来たのは、なんと『今日、恋をはじめます』『クローバー』古澤健監督! 深井監督の熱烈オファーに応えて出演を快諾してくださいました。そんな古澤監督が担当するのは、電話口から聞こえてくる風俗店店長の声。「風俗店ではこういう表現は使わないね」などなど、古澤監督や臼井からの男性ならではのアドバイスに、ナオミも思わず「女にはわからないことだからねぇ」と感心することしきりでした。

■強力な助っ人が次々に登場!

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かとうあつきも参加!

 その次は渡辺あい監督の『LOVE REVOLUTIONS』のアフレコです。加藤夏希ふんするヒロイン愛子の熱愛発覚を報道するワイドショーのリポーターの声を、女優・かとうあつきが担当。子役からのキャリアを持ち、数多くのテレビドラマや映画で活躍する、かとうならではの貫禄のリポーターぶりに渡辺監督も「完璧です!」と満足げな表情。続けて同じく渡辺監督が手掛ける『感電』のアフレコが行われました。

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かとうあつきの参加に大満足だった渡辺監督

 こちらではヒロイン泉の母親・聖子役の中原翔子のオンリー録(ど)りから始まり、森本役のジェントルと、元お笑い芸人で現在は構成作家の浦井崇、原作「つながる セックスが愛に変わるために」編集協力の大道絵里子らによるラジオ番組の収録などが行われ、全収録が終了! この日は収録後に軽く打ち上げを行って解散。いよいよ作品の完成も間近です!

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浦井崇、大道絵里子、ジェントルがラジオ収録!

■早川ナオミの今月の一言!


中原翔子 PROFILE

中原翔子01

熊本県出身。明治大学在学中よりモデルとして活動後、女優デビュー。高橋洋作品の常連であり、三池崇史井口昇など海外でも支持されている監督の作品にも多数出演。国内外を問わず、知る人ぞ知る女優である。ニックネームは“地獄のしょこたん”






取材・文:壬生智裕 カバー写真:高野広美

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