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喜劇の名手・森崎東監督死去 『男はつらいよ フーテンの寅』『ペコロスの母に会いに行く』など

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『ペコロスの母に会いに行く』撮影時の森崎東監督
『ペコロスの母に会いに行く』撮影時の森崎東監督

 映画監督の森崎東さん(もりさき・あずま)が16日に92歳で亡くなったことが同監督の『ペコロスの母に会いに行く』(2013)を配給した映画配給会社・東風への取材によりわかった(「崎」は「たつさき」)。

【写真】『ペコロスの母に会いに行く』

 森崎さんはザ・ドリフターズの『やればやれるぜ全員集合!!』(1968)『いい湯だな全員集合!!』(1969)など映画脚本を多く手掛けたのち、監督として活躍。監督作に、『喜劇 女は度胸』(1969)『男はつらいよ フーテンの寅』(1970)『喜劇 女は男のふるさとヨ』(1971)など喜劇のほか、『時代屋の女房』(1983)『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』(1985)、『釣りバカ日誌スペシャル』(1994)、三國連太郎佐藤浩市が親子で共演した『美味しんぼ』(1996)など。

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 テレビドラマでは、水谷豊主演「熱中時代」(1978~1979)や堺正章主演「天皇の料理番」(1980~1981)で演出に名を連ねた。嶽本野ばらの小説に基づく映画『世界の終わりという名の雑貨店』(2001)では、映画監督として出演もしている。

 近年は、漫画家・岡野雄一のエッセイコミックを実写化した『ペコロスの母に会いに行く』(2013)が話題に。認知症の老いた母親とその息子の交流を笑いあり、涙ありで描いたドラマで、第87回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第1位に選出。毎日映画コンクールや高崎映画祭、ヨコハマ映画祭など、数多くの映画賞に輝いた。同作で主演を務めた赤木春恵が「世界最高齢での映画初主演女優」としてギネス世界記録TMに認定された。(編集部・石井百合子)

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