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『キャプテン・マーベル』主演ブリー・ラーソンを鍛えたトレーナーを直撃!

ブリー・ラーソンを鍛え上げたトレーナーのジェイソン・ウォルシュ
ブリー・ラーソンを鍛え上げたトレーナーのジェイソン・ウォルシュ

 マーベルスタジオ最新作『キャプテン・マーベル』(3月15日 日本公開)で主演を務めた女優、ブリー・ラーソンを身体的に鍛え上げたトレーナーのジェイソン・ウォルシュが、3月4日、電話インタビューで語った。

【動画】肉体改造がすごい!『キャプテン・マーベル』予告編

 本作は、1990年代の地球を舞台に、驚異的な力を持つ主人公が、失われた自身の記憶をめぐる戦いに挑むサスペンスアクション。ロサンゼルスのビデオショップに、突然、空から降ってきた正体不明の女性(ブリー)。彼女には驚異的なパワーが備わっていたが、身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに悩まされていた。だが、その封印された記憶の秘密を狙う敵が現れたことで、彼女は後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦いに身を投じていく。映画『なんだかおかしな物語』の監督コンビ、アンナ・ボーデンライアン・フレックがメガホンを取った。

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 ジェイソンは、もともとノースカロライナ大学でオリンピック選手を育成するストレングス&コンディショニング(怪我をしない体力作りをして、パフォーマンスを向上させること)のヘッドコーチをしていたグレッグ・ガッツの下で働いていたそうだ。「僕が彼から学んだのはトレーナーになるための基礎知識で、それまでの僕は熱心にジムで鍛えていただけだったんだ。だが、グレッグの下で、学んだ知識をいかに人それぞれの異なる身体に、トレーニングを通して当てはめていくかを理解していった。それは主に生理学や、ストレングス&コンディショニングで、彼は僕にトレーナーになるための広範囲な知識を植え付けてくれたんだ」こうして、本格的にトレーナーの道を歩み始めた。

 トレーニングスケジュールは、どれくらいの期間で、どれくらいの結果を出さなければいけないのか逆算して考えていく。今回、ブリーがキャプテン・マーベルを演じる上で、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の撮影前3か月間と、『キャプテン・マーベル』の撮影前3か月間の準備期間があったそうだ。「かなりの時間があったように思うね。でも、僕のトレーニングでは、与えられた期間の最初の週から、日に2、3回のハードトレーニングをしてもらうんだ。早い段階からハードなトレーニングに慣れてもらい、撮影が近くなっても身体的にストレスを感じない状況に仕上げていくためにね。つまり、トレーニングしている俳優には心地よい状態で、自信を持って撮影に臨めるようにすることが大切で、撮影前に無理に身体的な結果を出させようとはしないんだ」

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 今作では、ほとんどのスタントをブリー自身がこなすことを事前に告げられていたことから、多くのスタントをこなせるような柔軟な体力づくりや、スタントをしている最中に怪我をしないためのトレーニングを行ったそうだ。「彼女が撮影中もはつらつとした状態で演じられる状態に仕上げたんだ。それから、スーパーヒーローを演じる上で、精神的な自信を養うための準備も行ったよ」

 また、自身がトレーニングする全てのクライアント(俳優)には、共に働く栄養士をつけているのだとか。「栄養士と俳優を会わせる前に、俳優には血液検査をしてもらうんだ。それはホルモンが欠乏していないか確かめるためでもあり、血液検査の結果次第では、僕のトレーニング手法が全く当てはまらないことがあるからなんだ。もしホルモンが欠乏していたら、どれだけ鍛えても、望んでいた結果を出せない。栄養士とは、どんな栄養の取り方をしていくのがより良いのか相談していくんだ」さらに、現場ではスタント・コーディネーターとも事前に話し合いをするなど、徹底したケアを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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