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木村文乃、長谷川博己と7年ぶり夫婦役「家にいるような安心感」

大河ドラマ「麒麟がくる」明智光秀の正室・熙子(ひろこ)を演じる木村文乃
大河ドラマ「麒麟がくる」明智光秀の正室・熙子(ひろこ)を演じる木村文乃 - (C)NHK

 大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)で明智光秀の正室・熙子(ひろこ)を演じる木村文乃が取材に応じ、「功名が辻」以来、約14年ぶりとなる大河出演や、光秀役の長谷川博己と2013年放送のドラマ「雲の階段」に続いて夫婦役として共演した心境について語った。長谷川演じる光秀を「眠り猫」と評する理由とは……?

【写真】長谷川博己&木村文乃「雲の階段」

 本作は、のちに「本能寺の変」で織田信長を討つ智将・明智光秀の謎多き前半生に焦点を当てた物語。木村は光秀の正室・熙子役として3月15日放送の第9回から登場する。そもそも、木村にとって大河は出発点で、テレビドラマ初出演となった「功名が辻」を以下のように振り返る。「本当に初めてやらせていただいた映像のお仕事でした。登校しようとしていた時にマネージャーさんから電話があって『今からNHKに来て』と言われて。電車を降りて走って渋谷に向かったのを覚えています。その時に起用してくださった方や、朝ドラでご一緒した方々が今回集まっているので、こうして(大河に)帰ってこられて感慨深いものがありますね」

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 木村が演じる熙子は、美濃の士豪・妻木氏の娘で、戦乱に明け暮れ疲弊する光秀の心の支えとなる女性として描かれる。木村いわく「とにかく明るい人」。「悩みや、向き合わなければならない問題があったとしてもポジティブに言動していく。周囲がどんよりしているような場面も、一言で明るくできる。私自身が、そういう人が好きなので演じていて楽しいです。目先の暮らしに左右されずに何が大切なのかをその時々で見分ける現代の女性にも通じるところがあるので、そこは大事に演じていけたらと思っています」と演じた感想を述べる。

麒麟がくる
光秀(長谷川博己)と熙子

 当初は熙子を、花を散らしながら登場したり、ふわっとした佇まいなどから「妖精のよう」と評していた木村だったが、その一方で、監督が重要視したのは「胆力」だったという。「監督からは武家の娘なので、肝が据わっている、胆力のあるということを大事にしてほしいと言われていたので、ふわっとした出方の中にも、一武将の隣にいる女性として恥ずかしくないような人間性でないと、とは思っていました。時代劇に登場する女性って、三歩引いているイメージが強いですが、この作品では初めから演出の大原拓さんから(光秀の後ろではなく)『横を歩いてください』と言われていました」

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 一方、長谷川演じる光秀の印象を「火に例えると青い炎、静かな人でしょうか」と独特な言葉で表現する木村。「大人というか、言動を起こす前に一瞬考える人というイメージがあります。長谷川さんが演じる光秀さんが本当にチャーミングなんですよね。長谷川さんの人柄がそうなんですけど、眠り猫みたいに穏やかさもありながら、爪を隠し持っているようなところがあるのが面白いなと思いました」

 その長谷川と夫婦を演じるのは2度目、約7年ぶり。「幸せなことだなと思います。撮影に来ているのにまるで家にいるような安心感があって。それは『雲の階段』の時から変わらないですね。例えば、長谷川さんがご自分は映っていないシーンをモニターでご覧になっていて、戻って一言『熙子っぽいね』と言ってくださって。そうした、ふとした瞬間に投げかけてくれる言葉に温かい気持ちになれますし、ちゃんと妻としていられているなと安心できます」

 長谷川を「とにかく紳士」だと言い、「セットの隙間を縫ってカメラの前に立つのですが、その隙間にある笹やら枝やら機材を、長谷川さんがすべてよけてくださって。あとは長谷川さんの後ろでマイクのオンオフの順番待ちをしていたら、先に私のマイクをオンにしてから自分のマイクをオンにしたり」と話は尽きない。

 なお、“嫁いだ”明智家については「ほっこりする」と目を輝かせ、「モニターから観た映像だけでも、古き良き家庭がそこにあるという感じがして、観ていてほっこりします。長谷川さんのお気遣いと、石川さゆり(光秀の母・牧役)さんの明るさが、家の雰囲気をよくしてくださっていて、本当に『こういう家で暮らしたいな』というものになっていると思います」と明智家の団欒ぶりをアピールした。(編集部・石井百合子)

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