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『パリ、テキサス』撮影監督ロビー・ミューラーさんが死去 78歳

ロビー・ミューラーさんご冥福をお祈りいたします
ロビー・ミューラーさんご冥福をお祈りいたします - Ron Galella, Ltd. / WireImage / Getty Images

 映画『パリ、テキサス』(1984)など数々の名作で撮影監督を務めたロビー・ミューラーさんが、現地時間3日にオランダ・アムステルダムの自宅で亡くなったと、地元メディアのPAROOLが報じた。78歳だった。

『パリ、テキサス』フォトギャラリー

 ミューラーさんは1940年生まれでオランダのキュラソー島出身。1970年、ドイツでヴィム・ヴェンダース監督の『都市の夏』に参加し、撮影監督としてのキャリアをスタート。『ゴールキーパーの不安』(1971)、『アメリカの友人』(1977)そして『パリ、テキサス』と、数多くの作品でヴェンダース監督とタッグを組んだ。

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 ヴェンダース監督以外にも、『コーヒー&シガレッツ』(2003)、『デッドマン』(1995)、『ダウン・バイ・ロー』(1986)のジム・ジャームッシュ監督、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)、『奇跡の海』(1996)のラース・フォン・トリアー監督など、特異なセンスを持った個性的な監督たちとの仕事で、その才能を遺憾なく発揮。そのほか、 アレックス・コックス監督の『レポマン』(1984)、 ウィリアム・フリードキン監督の『L.A.大捜査線/狼たちの街』(1985)などに参加している。

 同サイトによると、晩年は脳血管性認知症のため話すこともままならず、車椅子に乗り、妻の介護を受けていたようだ。訃報を受けてジャームッシュ監督は、Twitterでミューラーさんを追悼。「彼は私に本当に多くのことを教えてくれた。彼がいなければ、映画作りについて、僕は何も学ぶことができなかったと思う」とつづっている。(編集部・入倉功一)

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