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土屋太鳳主演「Wの悲劇」11月放送 中山美穂が母親役

「Wの悲劇」で主演を務める土屋太鳳
「Wの悲劇」で主演を務める土屋太鳳 - (C)NHK

 1984年の薬師丸ひろ子主演映画をはじめ、度々映像化されてきた夏樹静子のミステリー小説「Wの悲劇」が、土屋太鳳主演によりドラマ化される。土屋は、製薬会社会長殺人事件の犯人とされるヒロインに、その母に中山美穂がふんする。共演に、美村里江鶴見辰吾松本岳渡辺いっけい大和田伸也吉田栄作夏木マリら。11月23日、NHK BSプレミアムで放送される(夜9時~10時29分)。

【写真】1984年の薬師丸ひろ子主演映画

 小説「Wの悲劇」の映像化作品は、薬師丸ひろ子主演の映画版が広く知られるが、スペシャルドラマ、連続ドラマなども多数。1983年の松本伊代出演、2009年の菅野美穂主演によるスペシャルドラマ(いずれもTBS系)などがあり、近年では2012年に武井咲主演の連続ドラマ(テレビ朝日系)が放送された。

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 過去の名作を現代によみがえらせる“リバイバルドラマ”シリーズとして放送される本作では、ヒロインの摩子(土屋)が大叔父の製薬会社会長・和辻与兵衛(大和田)を刺殺する事件の真相を追う。事件は、和辻家別荘で開かれたパーティーで発生。摩子の母・淑枝(中山)は集まった一族に娘の正当防衛を訴え、与兵衛の弟・繁(鶴見)や与兵衛の主治医・間崎(吉田)らは、強盗殺人に見せかけた隠ぺい工作を開始。パーティーの招待客だった摩子の先輩・春生(美村)も巻き込まれていく。

 主演の土屋は、「『Wの悲劇』という響きはあまりにも大きくて、まるで美しい呪文のようです。これまで幾度も映像化された、その歴史の新しい扉を、錚々たる先輩方と御一緒させていただきながら摩子として開く幸運に、心から感謝しております。様々な課題を抱える現代の中で、この役を生きる意味を考え、気を引き締めて演じたいと思います」と出演にコメントを寄せている。

 脚本はドラマ「絶叫」(2019・WOWOW)や「砂の塔~知りすぎた隣人」(2016・TBS系)などの池田奈津子。演出を、ドラマ「重要参考人探偵」(2017・テレビ朝日系)「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」(2019年1月クール・テレビ東京)、映画『今日も嫌がらせ弁当』(公開中)などの塚本連平が務める。(編集部・石井百合子)

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