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“芸人声優”日笠陽子、満員の観客に緊張…「どうした!?」と共演者に気遣われる

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左から、細谷佳正、牧原亮太郎監督、日笠陽子
左から、細谷佳正、牧原亮太郎監督、日笠陽子

 近未来の京都を舞台に、人とロボットとの奇跡の恋を描く中編アニメーション映画『ハル』の公開初日舞台あいさつが都内で行われ、声優の日笠陽子細谷佳正、監督の牧原亮太郎が出席した。普段は「芸人声優」と呼ばれることもあるほど陽気な日笠だが、この日は満員の観客を前に終始緊張した面もち。細谷から「今日はどうした!?」とつっこまれる場面もあった。

日笠陽子、緊張…フォトギャラリー

 初日を迎えた感想について日笠は「細谷くんとは、そんなに共演していないけど、信頼感は最初からあった。牧原監督ともゆっくり時間が持ててじっくり作れた」と真面目に話し始めたが「ああ、緊張!」と急に足をジタバタ。話が続かなくなったのか、細谷に「死に間を埋めて」と助け舟を求める。細谷は「前の完成試写会では『自由すぎる日笠陽子』と書かれたのに、どうした?」と笑いながら「みんなでとても濃い時間を過ごしました」と制作時を振り返った。

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 本作の内容にちなみ「どんなロボットが欲しい?」と進行MCから質問された日笠は「お掃除ロボット。一日が24時間じゃ、忙しくて足りない。36時間欲しい」とコメント。「なぜ36時間?」と聞き返されると「36という数字が好きだから」と奇妙な回答を寄せるなど、少しずつ普段の調子が戻りつつある様子だった。

 イベント最後には、初日を祝うケーキ“ショコラ・オ・くるみ”が登場し、「公開、おめでとう!」との掛け声とともに、牧原監督がケーキ入刀を行なって、にこやかにヒット祈願をした。

 本作『ハル』は、急な事故で最愛の恋人ハルを失い、失意から抜け出せなくなった主人公くるみの心を、ケアのため派遣されたハルそっくりのヒト型ロボット・ロボハルが癒していくという近未来ラブストーリー。ハル/ロボハルの声を細谷が、くるみの声を日笠が担当している。(取材・岸田智)

映画『ハル』は全国公開中

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