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ダリルファン必見エピソード!気になるあのリーダーも判明【ウォーキング・デッド シーズン9】

今週のウォーキング・デッド

 シーズン後半の2話目は、いよいよ“囁く者”のリーダーがかつてどんな人物だったのかが判明! それを演じるのが『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)の怖い母親役も強烈だったサマンサ・モートン。このシリーズの母親役はもっと怖い!?(平沢薫)

※ご注意 なおこのコンテンツは「ウォーキング・デッド」シーズン9について、後半の「もう観ちゃった方向け」はネタバレが含まれる内容となります。ご注意ください。

今週のウォーキング・デッド連載:第10回

<これから観る方向け:ネタバレなし> “囁く者”のリーダーの素性が判明!これを観ると今後がますます怖くなる!?

囁く者
迫ってくる“囁く者”。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 前回のラストでは、ルーク(ダン・フォグラー)とアルデン(カラン・マッコーリフ)がウォーカーの皮を被った“囁く者”たちに囲まれて絶体絶命状態だったが、今回はその“囁く者”の女性リーダー(サマンサ・モートン)の素性が描かれる回。彼女が過去に何をしたのかが判明する。これがわかると、今後のストーリーがもっと面白くなるはず。そして、今後のヒルトップの人々がもっと心配になる!?

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キャサディ・マクリンシー
捕えられたリディア(キャサディ・マクリンシー)はどうなるのか……。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 また今回は、ダリル(ノーマン・リーダス)のファンとヘンリー(マット・リンツ)のファンには必見のエピソード。この2人のキャラクターの魅力もたっぷり描かれる。そして、母キャロル(メリッサ・マクブライド)についてのヘンリーの気持ちも描かれるので、キャロルのファンも要チェックだ。

ナディア・ヒルカー
マグナ(ナディア・ヒルカー)たちのグループも行動を起こす?「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 細かなところでは、タラ(アラナ・マスターソン)リーダーぶりや、マグナ(ナディア・ヒルカー)たちのグループの面々の考え方、このグループの一員である、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのダン・フォグラー演じるルークの過去の行動も語られて、ドラマがどんどん豊かになっていく。そして、またもラストのインパクト大! 次回が待ち遠しくてたまらなくなる。

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<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>「ウォーキング・デッド」らしい演出が絶好調!ダリルとヘンリーの魅力をたっぷり堪能!

囁く者の女性リーダー
“囁く者”の女性リーダーの素性が紐解かれる……。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 前回のラストは、“囁く者”の女性リーダーが銃を構え、その顔がアップになり、ついに言葉を発する場面だった。続く今回は、彼女がどんな人物なのかが描かれる。そして今回のラストは、仮面を脱いだ彼女の顔がアップになり、自分の名前“アルファ”を名乗り、娘を返せと要求する。前回のラストと“対”になっているのだ。こんな演出にも、このシーズン後半の快調ぶりを痛感。

リディアの記憶の中
5、6歳の頃のリディアの記憶の中では……。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 そして、そのアルファ(サマンサ・モートン)の人物像を、直接フラッシュバックで描くのではなく、彼女の娘リディア(キャサディ・マクリンシー)の“混乱した記憶”を通して描くという演出が、さすが「ウォーキング・デッド」。ウォーカーたちが世界に出現し始めた頃にさかのぼり、5、6歳時のリディアの記憶を思い出すたびに、その映像は変わる。“リディア”というタトゥーが母の腕にあったり父の腕にあったり、父にヒゲがあったりなかったりして、視聴者に「おや?」と思わせる。次第に彼女が母親に虐待され洗脳され、記憶が改ざんされていたことが分かっていく……。この演出で、リディアの母アルファの恐ろしさが倍増。彼女が、これから何をするつもりなのか。何かものすごく恐ろしい出来事が起こりそうな予感がますます強くなる。

幼き日のリディア
母と仲良く戯れる幼き日のリディア。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 ちなみに、幼いリディアに親が歌ってあげる、リディアの歌詞が出てくる歌は、コメディー映画『マルクス兄弟珍サーカス』(1939)の挿入歌。陽気な歌だが子守唄にはちょっと——。

ダリルとヘンリー
リディアへの接し方によって意見が分かれるダリル(左・ノーマン・リーダス)とヘンリー(右・マット・リンツ)。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 そして、アルファの正体が暴かれていく過程で、たっぷり描かれるのが、ダリルとヘンリーのキャラクター。それぞれの魅力が、2人のリディアへの接し方によって際立つ。

 特に、ダリルが“実は傷を負っている”“傷を持つ者にやさしい”という部分を見せるのは久しぶり。彼が幼少期に父親に虐待されていたことは、シーズン4でマギー(ローレン・コーハン)の妹ベス(エミリー・キニー)と放浪して酔っ払った時に話したが、普段は語られない。しかし今回、ダリルはリディアの腕が傷だらけなのを見て虐待を知り、彼自身の虐待を連想させる言葉を口にする。「親の中には、言い訳を見つけて子供を殴る奴がいる」と。また、リディアに彼女のせいではないと言う。そして、リディアを自分と同じ傷を持つ者として考えるようになる。

ヘンリー
リディアに好意を寄せるヘンリー。「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 一方、ヘンリーは純粋さでリディアに接する。彼は、自分もかつて人間におびえていたが人々に愛されて変わったこと、彼女もおびえる必要はないことを語る。リディアをしばし牢から出し、彼女がミミズを食べてそれを彼に勧めると、内心驚きながら、それを食べる。そうやって彼女の心を開かせようとするのだ。この真摯さがヘンリーの魅力。

アルファ
アルファ率いる“囁く者”の狙いは……?「ウォーキング・デッド」シーズン9 第10話より - (c) 2018 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 しかし、リディアが自分が母親に洗脳されていたことを認める直接のきっかけは、この2人の優しさではなく、赤ん坊の泣く声とそれをあやす親の姿だ。この甘すぎない展開も「ウォーキング・デッド」の魅力。

 そして、今回も気になる点が続々。前回のラストで“囁く者”に遭遇したルークとアルデンはどうなっているのか。今回のラストでアルファたちの姿を見て草むらに隠れたろう者コニー(ローレン・リドロフ)は、何をするのか。今回、ヘンリーがリディアに与えてしまった“王国”の情報は悪用されずに済むのか。また次回が待ち遠しい。

「ウォーキング・デッド」シーズン9は、FOXチャンネルで日本最速独占放送中。毎週月曜よる10時~ほか

FOXチャンネルはHuluU-NEXTスカパー!J:COM、ケーブルTV、IPTVなどで視聴可能

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