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石井竜也監督「ブロークンな時代だからこそ観てほしい」『河童』『ACRI』を語る!

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今こそ作品を観てほしいと語る石井監督
今こそ作品を観てほしいと語る石井監督

 1994年に公開された映画『河童』、そして1996年に公開された映画『ACRI』。この2本の石井竜也監督作品が、このたびデジタルリマスター版としてDVD発売される。10年以上の時をへて復活した本作への思いを石井監督に語ってもらった。

 大きなプレッシャーの中で撮影した、彼にとって初めての監督作品は、主役級の役者が変わっていったり、脚本が変わっていく中で壁にぶち当たりながら作ったと言う。

 「あのころは、とても忙しかったからノイローゼになってしまうほどつらかったです。夜も眠れなくてベランダでうずくまることもありました。」

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 そんな状況の中で、“異業種監督”と呼ばれないよう必死に作り上げた『河童』。そして現在のわたしたちが見ても高いメッセージ性を感じる、“環境問題”に取り組んだ作品『ACRI』は、オーストラリアのゴールドコーストまで行って撮影に挑戦した。

 「実は、撮影中にサメに襲われそうになったんです。ダイビングをしながらクジラを取っていたんですが、船長から急に船へ戻るように言われて……。話を聞いたら、6メートル以上のホオジロザメが僕らが撮影していた30メートル下にいたって言うじゃないですか。さすがにびびりました(笑)」

 10年たった今でも、まるで昨日のことかのように撮影中のエピソードを語ってくれた石井監督は、「今は、おふくろを殺したとか、刺したとか、そんな事件が起こっているブロークンな時代。そんなときに、『河童』のような作品が出てくるのも運命のような気がしています。そして、『ACRI』は地球温暖化や自然環境問題など、今地球が抱えている問題をストレートに問いかけている作品なので、今だからこそ出会ってほしいと思います」と現代の日本人にメッセージを送った。

 『河童』はある報道カメラマンが、息子にかっぱを見たと話したことから始まるストーリー。『ACRI』はジャーナリストの羽岡が、「人間は魚から進化した」という学説を信じ、海難事故をきっかけに調査する話だ。

映画『河童 デジタルリマスター』『ACRI デジタルリマスター』は12月5日発売

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