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アカデミー賞で高畑勲監督、橋本忍さん追悼

第91回アカデミー賞

アカデミー賞の追悼コーナーで取り上げられた高畑勲監督
アカデミー賞の追悼コーナーで取り上げられた高畑勲監督 - Kevork Djansezian / Getty Images

 現地時間24日、第91回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、過去1年で亡くなった映画人を追悼するコーナーで、日本から映画『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』などの高畑勲監督、そして『羅生門』『生きる』などの脚本家・橋本忍さんが取り上げられた。

【写真】クイーンのライブで幕を開けたアカデミー賞

 海外からの注目度も高かった二人。高畑監督はテレビアニメ「ルパン三世」 (1971~1972)や「アルプスの少女ハイジ」(1974)、「母をたずねて三千里」(1976)、「赤毛のアン」(1979)などの演出を手掛け、宮崎監督の映画『風の谷のナウシカ』(1984)ではプロデューサーを務め、同作の成功を機に1985年スタジオジブリの設立に参加した。『火垂るの墓』(1988)、『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)などの監督作を世に送り出し、『かぐや姫の物語』(2013)では第87回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされた。昨年4月、肺がんのため82歳で亡くなった。

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 橋本さんは黒沢明監督の全盛期を支えた脚本家としても知られ、『羅生門』(1950)、『生きる』(1952)、『七人の侍』(1954)、『隠し砦の三悪人』(1958)などの脚本を共同執筆。『日本のいちばん長い日』(1967)、『砂の器』(1974)、『八甲田山』(1977)、『八つ墓村』(1977)など日本映画を代表する作品も執筆し、『私は貝になりたい』(1959)では監督も務めた。昨年7月、肺炎のため100歳でこの世を去った。

 追悼コーナーでは、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズのしっとりとした曲をロサンジェルス・フィルハーモニックが演奏。『シェルブールの雨傘』などの作曲家ミシェル・ルグランさん、『レナードの朝』『ビッグ』などのペニー・マーシャル監督、アメコミ界の巨匠スタン・リーさん、『スーパーマン』の女優マーゴット・キダーさんらも追悼された。(編集部・市川遥)

第91回アカデミー賞授賞式は、2月25日(月)夜9時よりWOWOWプライムにて字幕版放送

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