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横澤夏子の成功を呼ぶハッピーな処世術

祝・映画初主演!
祝・映画初主演! - 写真:杉映貴子

 映画『えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。~』で、初の主演映画に挑んだ横澤夏子。芸人としても引っ張りだこで、プライベートでは新婚生活を満喫中でもある。そんな絵に描いたようなリア充の彼女が、明るい人生の切り開き方を明かした。

アテンダント姿で百面相!【横澤夏子インタビューカット集】

 本作は、お笑い芸人を諦めて東京から故郷・福井県に戻り、えちぜん鉄道でアテンダントとして新たな人生を歩み始めるヒロインの成長を描いた作品。横澤にとって映画初主演作品は、なんと自身の結婚式の1か月前の撮影だったという。「映画は全編福井県での撮影だったんですけど、ルミネの劇場への出演や生放送の番組に合わせて東京に帰らなきゃいけなくて、その中で結婚式の準備をしていました。いつもドタバタしながら式場に電話をしたこともあったので、ブラックリストに載ったと思います」と笑う。

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 主演女優をしながら芸人としての活動、そして結婚式の準備をこなすとは、かなりの過密スケジュールを想像できるが、本人は「私売れっ子じゃーん! って楽しんでいました(笑)。こんなときに密着つけばいいのに!」と忙しさを逆に楽しんでいたという。普段からお笑いのネタを探すために人間観察ばかりしているという横澤にとっては、映画の撮影現場もネタの宝庫で「エキストラさんの面白いキャラクターの人を研究していました。お笑いのネタにしたいって思って!」とお笑いへの意欲はどこまでも貪欲だ。

 今では人気芸人として忙しい日々を送る横澤だが、演じた役柄と同じように売れない時代もあった。「映画で地元の友人の結婚式でネタをやらされるというシーンが登場するんですけど、あまりにもリアルで撮影するのも嫌でした」と苦笑い。「地元に帰ったときに、なんでもいいからやってと言われても、傷つくのはこっちなんだよ! って言ってます」と自身の経験を明かした。

 苦労を笑いながら話す横澤だが、ストレスを感じることはないのだろうか? 「私、朝ドラが大好きで、朝ドラって木曜日に良くないことが起きると、土曜日にはめちゃくちゃいいことが起きるんです。だから嫌なことがあると、土曜日来い! と思いながら今日は木曜日なんでしょうがないと思って過ごしています」と横澤ならではの、人生を朝ドラに見立てたストレス回避方法を明かした。

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 朝ドラの大ファンだという横澤にとって、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演していた辻本祐樹との共演シーンは、大変な撮影の中でも大きなごほうびだったそう。「めっちゃテンションが上がって、写真を撮ってもらっちゃいました! 嫁入り前なのに!」と興奮気味に話す横澤。ほかのキャストとも、俳優と芸人という立場を乗り越えようと自らコミュニケーションを取るよう心掛けたという。芸人が俳優として演技をするというプレッシャーはあったようだが、周囲がフレンドリーに接してくれたことで、終始楽しく撮影に挑めたようだ。

 ヒロインが車内アテンダントとしてえちてつに笑顔をもたらす本作は、根っからの明るさを持つ横澤だからこそできた役。「何かに疲れて逃げ出したい人に、たとえ逃げ出したって輝ける場所はたくさんあることに気づきました」という横澤の言葉通り、悩んでいる人ほど本作から力強いポジティブさを感じられることだろう。(取材・文:森田真帆)

映画『えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。~』は全国公開中

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