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劇場公開と同時配信の『ワンダーウーマン 1984』が予想を上回るヒット!

全米ボックスオフィス考

映画『ワンダーウーマン 1984』より
映画『ワンダーウーマン 1984』より - (c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics

 先週末(12月25日~12月27日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、DC映画『ワンダーウーマン 1984』が興行収入1,670万ドル(17億5,350万円)を上げて初登場1位に輝いた。アメリカでは劇場公開と同時にワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで配信されたが、大画面で鑑賞しようと劇場に足を運ぶファンも多く、業界の予想を上回るヒットとなった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)

【動画】『ワンダーウーマン 1984』3分間のオープニング映像

 前作『ワンダーウーマン』(2017)のオープニング興収1億325万1,471ドル(約108億4,140万円)と比べるとどうしても見劣りしてしまうものの、新型コロナウイルスが猛威を振るうアメリカで現在オープンしている映画館は全体の40%程度であり、このような緊急事態では十分なヒットとみなされている。9月公開の『TENET テネット』のオープニング興収は2,020万ドル(約21億2,100万円)と発表されたが、これは平日のプレビュー上映や祝日も含めた興収であり、実際に最初の週末3日間に稼いだのは930万ドル(約9億7,650円)程度だったとされている。そのため『ワンダーウーマン 1984』は、『TENET テネット』や『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』を抜いてコロナ禍で最高の出足を記録した。

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 ワーナーメディアによると、「HBO Max」における『ワンダーウーマン 1984』のパフォーマンスも全ての点で満足できるものだったとのこと。この結果を受け、『ワンダーウーマン』シリーズ第3弾の制作も正式に発表された。ワーナーは2021年公開の新作映画(『ザ・スーサイド・スクワッド』や『マトリックス』第4弾など)は全て、アメリカでは劇場公開と同時に「HBO Max」で配信すると決めており、ひとまず幸先のいいスタートとなったといえる。

 2位にはトム・ハンクス主演の西部劇『ニュース・オブ・ザ・ワールド(原題) / News of the World』、5位にはキャリー・マリガン主演スリラー『プロミシング・ヤング・ウーマン(原題) / Promising Young Woman』、7位にはマッテオ・ガローネ監督のイタリア映画『ピノキオ(原題) / Pinocchio』が初登場となった。(編集部・市川遥)

12月25日~12月27日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ワンダーウーマン 1984』
2(初)『ニュース・オブ・ザ・ワールド(原題) / News of the World』
3(2)『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』
4(1)『モンスターハンター
5(初)『プロミシング・ヤング・ウーマン(原題) / Promising Young Woman』
6(3)『ファタール(原題) / Fatale』
7(初)『ピノキオ(原題) / Pinocchio』
8(4・再上映)『エルフ ~サンタの国からやってきた~
9(9・再上映)『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』
10(8)『ザ・ウォー・ウィズ・グランパ(原題) / The War with Grandpa』

映画『ワンダーウーマン 1984』3分冒頭シーン » 動画の詳細
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