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『スクリーム』脚本家が手掛けた新テレビシリーズ、出演俳優が魅力を語る

「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などのポール・ウェズレイ
「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などのポール・ウェズレイ

 映画『スクリーム』シリーズの脚本家で、テレビシリーズ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のクリエイターを務めたケヴィン・ウィリアムソンが企画を担当した話題のテレビシリーズ「テル・ミー・ア・ストーリー(原題) / Tell Me A Story」について、俳優ポール・ウェズレイが、10月26日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【作品画像】『スクリーム』といえばこのお方!

 現代のニューヨークを舞台にした「テル・ミー・ア・ストーリー(原題)」は、「3匹の子ブタ」「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきんちゃん」という世界中で愛されている童話をストーリーに織り交ぜた、ダークで倒錯したサイコスリラー。妻を3人の強盗に殺されたレストラン経営者ジョーダン(ジェームズ・ウォーク)、学校の臨時教師と関係を持った17歳の高校生ケイラ(ダニエル・キャンベル)、ある男を誤って殺してしまうゲイのダンサー・ゲイブ(ダヴィ・サントス)、兄に頼まれ宝石店を襲ったバーテンダーのエディ(ポール)の4人それぞれのストーリーが、いつしか交錯し始めていく。

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 メインキャストの一人を演じているポールは、「『スクリーム』シリーズを観た子供の頃は単に怖かっただけだけど、大人になってから観ると、まるで観客にウインクするような感覚で、ホラージャンルを風刺しているように描いていて、それがいかにスマートであるかわかったんだ」と映画『スクリーム』シリーズで(新たな)ホラージャンルを覆したケヴィンを称賛する。「今作では、僕らが子供の頃に読んだ三つの童話が含まれているけれど、実際にそれらの童話をよく読んでみると、結構ゾッとするような箇所があるんだ。例えば『3匹の子ブタ』では、3匹目の子ブタはオオカミをだまして、オオカミを煮て食べてしまう。つまり、それらはホラーストーリーの要素もあるんだ。ケヴィンはそれらの童話を、現代の設定かつ彼なりの解釈に変えているんだ」と解説し、童話自体が持つホラー性を強調した。

 ポールが演じるエディについては、「彼は、ブタのマスクをかぶって仲間と宝石店で強盗をするのだけど、それは、その宝石店の近くで警官の暴力に抗議する人々が、ブタのマスクをかぶって抗議しているからで、強盗後にその群衆に紛れるためなんだ。ちなみにエディは、『3匹の子ブタ』の中では一番弱い1匹目のブタだと思うよ。僕がこの役に惹きつけられたのは、僕がこれまで演じてきた(ケヴィンがクリエイターの)『ヴァンパイア・ダイアリーズ』とは完全に異なった役だからだ。エディはヘマばかりして、問題を抱えている役で、ケヴィンが(そんな新たな役で)再び僕にアプローチをかけてくれたことに興奮したんだ」と語った。型にはまった役をオファーされること恐れて、全く異なった役柄を選択したそうだ。

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 最後に、視聴者にはこのシリーズでどの部分を楽しんでもらいたいのかと聞かれると、「このシリーズは、とても娯楽性のある作品だと思うね。僕はこのシリーズのプレミアを映画館で鑑賞したけれど、次に何が起きるのか知りたくなるような内容なんだ。僕は『3匹の子ブタ』の現代版を撮影していたから、『ヘンゼルとグレーテル』や『赤ずきんちゃん』の要素を含んだ他のアンサンブルキャストのストーリーがいかに描かれているか、次に何が起きるか心底気になって、興奮して観ていたよ。そんなところを楽しんで観てほしいね」と答えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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