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清原果耶、朝ドラは女優としての原点 ヒロイン演じる「おかえりモネ」への思い

清原果耶「みなさんの朝を彩っていければ」
清原果耶「みなさんの朝を彩っていければ」 - (C) NHK

 5月17日から始まる連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)でヒロインを演じる清原果耶。女優デビューを飾った朝ドラへの思いや、本作での役づくり、共演するキャストたちについて語った。

清原果耶がヒロイン!朝ドラ「おかえりモネ」場面カットほか【写真】

 「おかえりモネ」は、宮城県・気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送る「モネ」こと永浦百音(清原)が、気象予報という仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく姿を描く物語。ヒロインを演じる清原は今や若手随一の実力派として知られるが、女優としてのデビューは2015年後期に放送された連続テレビ小説「あさが来た」だった。

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 「この仕事を始めて、お芝居の原点が『あさが来た』という作品です。『なつぞら』にも出演させていただいて、今回は『おかえりモネ』にヒロインとして参加できることに、私だけでなく、事務所の人たちや家族、親しい人も喜んでくれて、応援してくれているので『ああ、やってきてよかったな』と実感しています」

 脚本を担当するのは、ドラマ「きのう何食べた?」や、清原にとって初主演ドラマとなった「透明なゆりかご」を手掛けた安達奈緒子。清原は脚本を読んで「私が言うのもおこがましいのですが、安達さんらしい作品だなと。物語に空間があって、役者に芝居をさせてくれる。演じるのが楽しみだなという気持ちになりました。『透明なゆりかご』もあったので、安達さんも私の芝居の良さや癖をみて書いてくださったのかな、というような気が勝手にしています」と再タッグに喜びを明かす。

 演じるヒロインの百音とは「演技で一緒になっている気がしている」という清原。「百音は五感をよく使うのですが、そこは共感する部分です。五感が大事というのもおかしな言い方なのですが(笑)、私自身もいろいろなものを気にするのが好きだし、お芝居をするときは五感をフル活用しているんです」と語る。

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 物語で百音は気象予報士という仕事に携わっていくことになるが、劇中での百音さながらに難しさを感じているという。「もともと天気を気にする性格なのですが、天気予報をより注意深くみたり、気象予報士試験を受ける人が読む本を手に取ってみたり、天気の仕組みを解説した本を読んでみたりしています。読んで『なるほど』と思いつつも、人に説明するのは難しいなと実感して、気象予報士というのが努力あっての仕事なのだとわかって、より敬意を払うようになりました」

 方言についても難しさがあるという清原。アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』では出身でもある大阪ことばを披露したが、今回は宮城の方言。「初めよりも慣れて来ていますが、やはり正解が決まっていないので難しい。音源をもらったら何回も聞いて何度も何度も練習して、みんなと確認しながら演じています。少しずつアドリブを言えるようになってきたので嬉しいです」と手応えを口にする。

 そして、朝ドラらしくヒロインの周囲を彩るキャストには豪華な顔ぶれが揃った。百音の両親を演じるには内野聖陽鈴木京香。「お父ちゃんは繊細だけど、一緒に悩みに寄り添ってくれる人。(劇中の)百音とお父ちゃんのように、いつも『大丈夫か?』と撮影現場でも気遣ってくれて、私と内野さんの関係も役を通して築かれてきています」。鈴木については「まず『ああ、きれい!』とびっくり(笑)。ロケ撮影が始まったばっかりで、私がまだ慣れていないときに甘いものを食べてとお菓子をくれたりとか、気を使ってくださる。優しい美しいお母様。こんな両親は素敵だなと思います」と頼もしく感じているようだ。

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 妹の未知を演じるのは蒔田彩珠。「透明のゆりかご」に続く共演だが、「(前回は)あまり仲良くできる役柄ではなかったので、仲良くしたいなと思っていたら『果耶ちゃーん!』と来てくれたので、こういう妹がいたらかわいいだろうなと思いながら、仲良くさせてもらっています。お芝居するのも楽しいです」という。

 また、同級生たちを演じるのは永瀬廉恒松祐里前田航基高田彪我(「高」は「はしごだか」が正式表記)といった注目の若手キャストたち。「主に亮くん(永瀬)や三生(前田)と他愛もないことを話していて、明日美(恒松)と悠人(高田)が乗ったり引いたりという感じ。バランスがいい5人組です」と相性の良さをアピールする。

 話題作への出演が途切れないなか、朝ドラという長期の撮影にも挑んでいる清原。リフレッシュの方法は「植物を育てる、よく寝る、ご飯をいっぱい食べる、音楽を聞く」とさまざまだと語るが、最近は「ミモザを買って、かわいいなぁと眺めています」と嬉しそうに語る清原。まもなく始まる「おかえりモネ」については「演じていて、物語が色鮮やかな物語だなと感じています。土地や人物、モネの成長の道筋も追いたくなるような物語になっているので、みなさんの朝を彩っていければよいなと思っています」と期待を高めた。(編集部・大内啓輔)

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