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「おちょやん」須賀廼家兄弟が復活&鶴亀新喜劇が船出…19週を振り返り!

須賀廼家兄弟、40年ぶりの復活
須賀廼家兄弟、40年ぶりの復活 - (C) NHK

 現在放送中の連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)が19週目を迎えている。今週の見どころを振り返ってみたい(一部、あらすじに触れています)。

貫禄も…?座長となった一平(成田凌)【写真】

 「おちょやん」は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代(杉咲花)が、女優の道を駆け上がっていく姿を描く物語。4月12日から物語は第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」に突入し、終戦から3年後の物語が描かれている。

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 道頓堀を離れ、地方で公演を続けていた千代たち。そこに、鶴亀の社長から道頓堀に戻ってこいという連絡が届く。それは再び芝居の街として復興し始めていた道頓堀で、新しい劇団を日本一にするようにという社長の思いだった。はじめは、なぜ万太郎一座ではなく自分たちに声をかけたのか不信に思う一平(成田凌)だったが、思いを新たにその申し出を受ける。

 そんななか、須賀廼家万太郎(板尾創路)が病で声を失っていることが発覚。かつての相棒である千之助(星田英利)はそのことを知り、万太郎にとって最後の公演に助っ人として参加する。万太郎の身振り手振りでの演技から意図をくみ取り、的確なアドリブを返す千之助。40年ぶりの須賀廼家兄弟の復活に観客は大いに沸き、万太郎は満面の笑みを浮かべながらこの世を去った。

 別れもあれば、新たな出会いも。鶴亀新喜劇として道頓堀で再出発を果たした劇団員たちに、万太郎一座にいた須賀廼家万歳(藤山扇治郎)と千兵衛(竹本真之)、そして鶴亀歌劇団出身の朝日奈灯子(小西はる)が新たに加わることに。ところが、万歳と千兵衛は敵意むき出しで、稽古場にも顔を出さないありさま。

 そんななか、満州から寛治(前田旺志郎)が帰ってくる。千代にガラス玉を差し出し、ヨシヲ(倉悠貴)と出会った酒場での出来事を涙ながらに話し始める。そこに訪れた万歳と千兵衛とも同じ戦地から戻った者として心で寄り添う寛治。千代はヨシヲのことを団員に語り始め、団員たちも死んだ仲間の分まで生きて、道頓堀の喜劇でたくさんの人を笑わそうと決意するのだった。一つになった新喜劇の今後に期待が高まる。

 その一方で、旗上げ公演の主役は自分でなく千代にすると言い出した千之助。動き出したばかりの鶴亀新喜劇の行く末は……。

 なお、「おちょやん」の最終回は5月14日(15日は最終週の振り返り)の予定となっている。(編集部・大内啓輔)

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