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長澤まさみ、号泣!最優秀主演女優賞を初受賞

第44回日本アカデミー賞

長澤まさみ
長澤まさみ - (C)日本アカデミー賞協会

 第44回日本アカデミー賞授賞式が19日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、女優の長澤まさみ(33)が映画『MOTHER マザー』で最優秀主演女優賞に輝いた。初めて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を手にした長澤は、号泣しながら「本当にたくさんの方に支えられなければ映画作りはできないんだなということを去年身に染みて感じました」と思いを語った。

【写真】長澤まさみ、最優秀主演女優賞受賞に喜び!

 実際に起きた祖父母殺害事件から着想を得た『MOTHER マザー』は、社会から孤立していく母子の間に生まれた歪んだ絆が、ある殺害事件を引き起こすさまを描いた作品。長澤は社会の闇へ落ちていくシングルマザーを演じ、従来のイメージを覆す新境地を開いた。

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 ブロンズを手にした長澤は、涙ながらに「本当にたくさんの方に支えられなければ映画作りはできないんだなということを去年身に染みて感じました」と切り出すと、「きっと、本当は作りたかった映画を去年作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。そのなかで映画を公開してたくさんの方に観に行っていただけたことが本当にうれしいですし、これからも誠実に映画作りに向き合って、頑張っていきたいなというふうに思います。本日は誠にありがとうございました」と新型コロナウイルス感染拡大により、多大な打撃をうけた映画界にふれつつ、感謝の言葉を紡いだ。

 長澤は、これまでに『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)と『キングダム』(2019)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、『涙そうそう』(2006)と『モテキ』(2011)と『散歩する侵略者』(2017)で優秀主演女優賞、『海街diary』(2015)で優秀助演女優賞、『ロボコン』(2003)で新人俳優賞、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)で話題賞を受賞。今回は初の最優秀主演女優賞獲得となった。

 なお、長澤は『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の演技でも優秀主演女優賞を受賞。同部門ではほかに、『』の小松菜奈、『朝が来る』の永作博美、『男はつらいよ お帰り 寅さん』の倍賞千恵子、『一度死んでみた』の広瀬すずが優秀賞に輝いた。(編集部・吉田唯)

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