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鈴木亮平、ラブコメで天才漫画家役 地上波民放連ドラで初の単独主演

フジテレビ系4月期木曜劇場「レンアイ漫画家」より
フジテレビ系4月期木曜劇場「レンアイ漫画家」より - (C)フジテレビ

 鈴木亮平が、フジテレビ系4月期木曜劇場「レンアイ漫画家」(毎週木曜22時~22時54分)で地上波民放連続ドラマにおいて初の単独主演を務めることが25日、同局より発表された。本作は、山崎紗也夏の漫画に基づき、鈴木演じる偏屈な天才少女漫画家の不器用な恋を描くラブコメ。鈴木は出演が決まった感想を「今作のようなキラキラした王道恋愛ドラマは自分には縁遠いのかなと思っていたので、新しい挑戦になると思いました。とはいえ、かなりアクの強いキャラクターではありますが(笑)」とコメントしている。

【写真】映画の役づくりで30キロ増量の鈴木亮平

 原作は、「シマシマ」や「サイレーン」などがドラマ化された山崎による、2010年から2012年にかけて講談社モーニングKCで連載された同名漫画。顔出しは一切せず、女性名のペンネームで正体を隠して大ヒット少女漫画の連載を続ける刈部清一郎(鈴木)が、漫画のネタのため、ひょんなことで出会った職ナシ、恋人ナシの女性・久遠あいこ(キャスト未発表)に「俺のために恋愛しろ!」という突拍子もないミッションを無茶ぶり。あいこが疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり発展しなかったりの悲喜劇を繰り返す一方、清一郎とあいこが丁々発止の掛け合いを繰り広げていく。

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 鈴木は、これまで「西郷どん」(2018・NHK)で大河ドラマの主演を務めたほか、朝ドラ「花子とアン」(2014・NHK)、「天皇の料理番」(2015・TBS系)、「テセウスの船」(2020・TBS系)などシリアスからコメディーまで幅広いジャンルのドラマに出演。フジテレビ系ドラマへの出演は「全開ガール」(2011・7月期)以来約10年ぶりとなり、初の漫画家役に挑む。

レンアイ漫画家

 企画編成の佐藤未郷は、鈴木の起用理由を以下のように述べている。「企画が決まって、いの一番にオファーさせていただいたのが、主演の鈴木亮平さんです。唯一無二の存在感、圧倒的な演技力に裏打ちされた抜群のコメディーセンスを持った鈴木さんにぜひ主人公を演じていただきたい、と。鈴木さん演じる刈部清一郎は、偏屈でハイパーセンシティブな天才漫画家。かなり“面倒臭い奴”です。そんな面白キャラなのに、そこはかとなくあふれ出る色気や男もほれるかっこよさ。加えて、清一郎を演じる鈴木さんは女子目線での“かわいい”が渋滞しています。“さすが!”としか言いようがないのですが、ただのツンデレではない主人公像を見事に作り上げていただき、まさにハマリ役だと確信しております。“自分には恋愛も幸せも必要ない、むしろ足かせになる”と漫画一筋で生きてきた清一郎、そんな彼がヒロインと出会ってどう変わっていくのか?……鈴木さんが表情豊かにみせる思い切ったキャラクターアーク(変化)にもご注目ください」

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 脚本をドラマ「花咲舞が黙ってない」シリーズ(日本テレビ系)や、鈴木も出演していた「東京タラレバ娘」(2017・日本テレビ系)などの松田裕子、演出をドラマ「リーガルハイ」シリーズや、映画『ミックス。』などの石川淳一が務める。

 鈴木、原作者のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

鈴木亮平(刈部清一郎役)

Q: 出演が決まった時の感想
「今作のようなキラキラした王道恋愛ドラマは自分には縁遠いのかなと思っていたので、新しい挑戦になると思いました。とはいえ、かなりアクの強いキャラクターではありますが(笑)」

Q:民放連続ドラマ単独初主演並びにフジテレビドラマに初主演の感想
「20代の頃、フジテレビ、共同テレビ制作のドラマにたくさん出演させていただき、育てていただきました。今回、民放連続ドラマ単独初主演というタイミングで、またこのチームで作品作りができるということに非常に縁を感じます。また、その時何度もご一緒した石川監督とタッグを組ませていただけるということで、全幅の信頼を置いて撮影に臨んでいます」

Q: 台本を読んでみての感想
「今世界中がどんよりした雰囲気に覆われている中で、今作のような明るくポップなラブコメは非常に価値があるのではないでしょうか。脚本の松田裕子さんが生み出すセリフの一つ一つがとにかく面白く、“キュン”や温かい涙だけで終わらない、感情大渋滞の作品になっています。清一郎はあいこにミッションとして疑似恋愛をさせるのですが、毎回登場するクセのある男性陣にもぜひ注目してください」

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Q: ご自身が演じられる刈部清一郎について
「現代版の“美女と野獣”のようです。家に引きこもっていた恋愛下手の野獣が、あいこという芯のブレない女の子と出会うことで心の奥に閉まっていた優しさ、恋する感情を思い出し、人間として成長していく……。清一郎は偏屈な天才で、口が悪いけれどとてもピュア。自分に恋愛など起こるはずがないと思っていて、だからこそ作品に恋愛を描いてきた人です。そんなある種“こじらせた男”がキュンに目覚めていく様は、皆様に“恋愛っていいな”と思っていただけると思います。回を追うごとに、皆様にこの清一郎という不器用な人間を好きになってもらえるように魅力的に演じたいと思います」

Q:番組を楽しみにしている視聴者へメッセージ
「こんな王道恋愛ドラマに“自分で良いのだろうか”という気恥ずかしさがありますが、世界中が元気のない時期だからこそ、皆様に毎週楽しみにしていただけるように、全力ですてきなラブコメをお届けいたします。難しいことを考えずに、穏やかな良い気持ちで見られるラブコメです。“ちょっと疲れているな”と思う時に、皆様の心の栄養剤になりますように。そしてこのドラマは、男性にもオススメです。清一郎の不器用な生き方に、きっと共感していただけるでしょう。恋をしている方も、恋を忘れた人も、新しい恋をしたい方にも。今年の春は、『レンアイ漫画家』で“キュンキュン”してください」

山崎紗也夏(原作者)
「主演がまさかの鈴木亮平さんということで、大変感激しました。脚本のテンポが良く、自分の描いた漫画以上の世界観の広がりに驚いています。コロナ禍の中、ドラマチームの皆さんは大変な仕事になっただろうと思いますが、多くの人に楽しんでいただければ幸いです」

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