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小栗旬、星野源と「食事もできる関係に」 映画初共演でうれしい出会い

『罪の声』無観客完成報告会に登壇した小栗旬&星野源
『罪の声』無観客完成報告会に登壇した小栗旬&星野源

 小栗旬星野源が29日、都内・東京国際フォーラムで行われた映画『罪の声』(10月30日公開)完成報告会に出席。主演の小栗は、星野との共演を振り返り「時々食事もできる関係になったのはうれしい出会いだった」と笑顔を見せた。

【写真】すっかり仲良しに!イベントの様子

 かつて日本を震撼(しんかん)させた未解決事件をモチーフにした塩田武士の小説を、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「MIU404」などの野木亜紀子の脚本により映画化した本作。35年以上前に起きた未解決事件の真相を追う新聞記者・阿久津(小栗)、事件の脅迫テープに幼少期の自身の声が使われていたことを知ってしまうテーラー店店主・曽根(星野)という二人の男の運命を映し出す。

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 イベント会場はおよそ1,500人ほど収容可能だが、この日は新型コロナウイルスの感染症予防のため、無観客で実施。土井裕泰監督、原作者の塩田武士も来場した。会場を見渡した小栗は「ある種、ものすごく贅沢な気持ちでいさせてもらっていますが、早くお客さんが入っている姿が見たいですね」としみじみ。星野も「こうやって見ると劇場っていい景色だなと。僕も舞台をやってきた人間なので、お客さんがいる景色を見たいなと思うんですが、こういう風に集まることができただけでも感激しています。1年半前に撮影して、公開できるのかと思っていたので、うれしいですね」と感慨深げだった。

罪の声
小栗旬

 小栗と星野は、映画では本作が初共演。「話を聞いたのは4年くらい前で。本格的に始動する前だったと思いますが、プロデューサーから、阿久津を小栗くんで、もうひとりの主人公を星野くんでと聞いたのですが、あらすじを聞いただけで鳥肌が止まらなかった」とオファーされた当時を振り返る星野。小栗も「僕は普通に星野源の音楽を聴かせてもらっていて、ファンみたいな気持ちでいたので、ファン心理でただ会えることを喜んでいたんですが、いろんな時間を過ごさせてもらって。今では時々食事もできる関係になったのはうれしい出会いだったなと思います」と続けた。

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 小栗と星野は、共通の知人を通じて酒の席で一緒になることがあったと言い、星野は「『コウノドリ』(2015)というドラマで少し共演したくらいで、今までワイワイ状態の小栗くんしか知らなかったので、現場ではどんな感じなんだろうと楽しみにしていたんですが、役に対して丁寧に向き合っていて。現場にもそっといる人だったというか。僕も現場では同じなので、お互いにボソボソ話しているだけ。その会話が楽しくて、一気に好きになりました」と笑顔を見せた。

罪の声
星野源

 完成したばかりの映画を鑑賞した星野は、「2時間20分くらいあるけど飽きなかった」と手応えを感じている様子。「台本を読んだ時も情報量が多いので、1本の映画にするとどうなるんだと思ったんですが、完成した映画がすばらしくて。面白いし、飽きないし、映画にしかできないメッセージを受け取ることができました。その後(小栗に)電話して、土井さんすごいねという話を二人でしました。本当にすごいです、土井さん」と土井監督の才能を称えた。(取材・文:壬生智裕)

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