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「MIU404」は全14話の予定だった!星野源ANNで明らかに

野木亜紀子(脚本)、星野源、新井順子P、塚原あゆ子監督(写真は星野源公式Twitterのスクリーンショット)
野木亜紀子(脚本)、星野源、新井順子P、塚原あゆ子監督(写真は星野源公式Twitterのスクリーンショット)

 8日に放送された星野源のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(毎週火曜25時~27時)で、4日に最終回を迎えたTBS系ドラマ「MIU404」のネタバレありのトークを実施。プロデューサーの新井順子、脚本の野木亜紀子塚原あゆ子監督ら3人の制作陣が集結し、11話で終了した本作が当初は14話の予定だったことを明かした。本番組は、YouTube Liveでの映像生配信も行われた。

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 「MIU404」は、2018年放送の「アンナチュラル」で組んだ新井P、野木、塚原監督が再集結し、警察内部で“何でも屋”と揶揄される初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊」(通称:機捜)の伊吹藍(綾野剛)&志摩一未(星野)コンビの活躍を描いた刑事ドラマ。

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 冒頭、星野がドラマの放送を終えた現在の心境を3人に尋ねると、「(コロナ禍で)止まっている時間が長かったので、セカンドシーズンまでやった感覚も」と塚原監督。その流れで野木が「普通はドラマって10、11話なんですけど、このドラマは当初14話の予定で、オリンピック直前で終わる予定だったんです」と切り出し、話数を減らすことになった経緯を明かした。

 「もともと、事件モノを一人で書くのって結構なボリュームで。わたしは弟子もいないし、自分一人でやるしかないから、撮影が始まってからも『13話にならない?』って画策していて。『アンナチュラル』は11話を10話に減らすことに成功したんです。でも、今回は新井さんも警察オタクみたいになって、調べ物をすごく手伝ってくださって。そうしたら(コロナ禍で)止まってしまって、1話減らすどころではない事態になって。結局制作部もすごく頑張って、役者さんもスケジュールを調整してくれて、何とか11話にできたんです」

 リスナーからの質問コーナーでは「久住の関西弁がえせ関西弁ぽくなっていたのは、そういうそういう演出なのか?」と、菅田将暉演じるラスボス・久住の話題に。塚原監督は「そういう演出です」と肯定し、「久住は出自がふわっとしているから。後半は標準語で話していたりもする。ご本人がそういう発音にしているところもあると思う」と意図を説明した。なお、久住は最終話でもついに正体が明かされなかったが、出演者にはあらかじめ野木から、演じるキャラクターのバックボーンを書いた資料を渡されており、菅田にも渡っていたとのこと。共演者には知らされなかったというが、星野は「むしろ知らされなかったのが良かった」と話していた。

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 また「キャラクターの名前はどのようにつけるのか?」という質問には、野木が「覚えやすいこと。かといって名前としてありそうで、突飛すぎないもの」と説明し、実は数字が絡んでいることを告白。「志摩一未の一未は『一未満』。伊吹藍の藍は『虚数のI』。つまり、2人とも1に満たないという意味合いになっている」と知られざる意図を明かした。

 塚原監督は現在ディレクターズカット版の編集を進めているそうで「泣く泣く切らざるを得なかったシーンも戻している」とのこと。ディレクターズカット版は、動画配信サービス「Paravi!」で9月19日午前4時4分より配信される。(編集部・石井百合子)

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