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橋本愛、柴咲コウと姉妹役 ドラマ「35歳の少女」でメンヘラなキャリアウーマンに

橋本愛
橋本愛

 女優の橋本愛が、柴咲コウ主演の日本テレビ系10月期ドラマ「35歳の少女」(毎週土曜22:00~22:54)に出演することが21日、同局より発表された。ドラマ「同期のサクラ」(2019)以来、2度目となる遊川和彦脚本作品で、橋本は柴咲演じる25年の長い眠りから目覚めたヒロインの妹に。外見とは裏腹のメンヘラ“かまってちゃん”タイプのキャリアウーマンという設定で、橋本は柴咲との姉妹役共演に「柴咲さん演じる、自分より歳下のお姉ちゃん。どんな心のやり取りが生まれるのか、楽しみです」と期待を寄せている。

【写真】橋本愛、宮崎あおいと母娘役 舞台挨拶の模様

 本作は、1995年に不慮の事故により10歳で突然、長い眠りにつき25年ぶりに目覚めた35歳の今村望美(柴咲)が、戸惑いながら成長していく物語。望美の初恋の相手は、坂口健太郎に決定している。

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 来年放送の大河ドラマ「青天を衝け」で主人公・渋沢栄一(吉沢亮)の妻役に抜擢され、話題を呼んだ橋本。本作で演じるのは、大手広告代理店の営業部門で働く時岡愛美。3歳違いの姉が事故にあって以来、両親が離婚するなど環境が激変し、「自分は姉の代わりになれない」と自分の存在意義に苦しむようになり、姉の目覚めにも素直に喜べずにいる。しっかり者だが恋愛には不器用で、男は決まって去っていく。

 橋本と柴咲は2018年7月期のドラマ「dele(ディーリー)」(テレビ朝日系)の第5話にゲスト出演していたが、同じシーンでの共演は初。プロデューサーの大平太は、橋本と「同期のサクラ」で組んでおり、再タッグに以下のようにコメントしている。

 「橋本愛さんとは、昨年『同期のサクラ』で初めてご一緒しましたが、お芝居に対する真摯な姿勢に驚かされました。姉の事故により家族を奪われ、複雑な感情を秘めた難しい役ですが、遊川さんの描く『愛美』は、とてもぶっ飛んだ、ポップなキャラクターです。それを、橋本さんがどう受け止め、演じるかとても楽しみにしています。また、コウさんとの『姉妹競演』も注目しています」

 橋本のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

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<橋本愛>
 35歳の少女、壊れた家族、それぞれの自責。一つの事実にいくつもの事実が発生し、正しさも美しさも隠れて、壊れたものは二度と元には戻らない。闇雲に継ぎ接いで、元の輪郭に整えたとしても、罅を無視することはできない。でもきっと、粘り気の強い日々を積み重ねて、煌めきで覆ったら、いつか金継ぎの器のように、壊れたからこそ美しい、何かに変態できるかな。居た堪れないほど失い壊れゆく人生が無数に散らばる世の中で、再生の美を見せつけられたら。柴咲さん演じる、自分より歳下のお姉ちゃん。どんな心のやり取りが生まれるのか、楽しみです。遊川さんの作品の真ん中にあるのは前回の作品と変わらないな、と思いました。信念とはそういうもの、素晴らしい景色をテレビの向こうに咲かせられるように頑張ります。

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