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映画館の空気の流れを可視化「換気実証実験」動画が公開

「映画館における換気実証実験」より
「映画館における換気実証実験」より

 全国47都道府県の映画館が参加する全国興行生活衛生同業組合連合会(以下、全興連)は、劇場内における空気の流れを可視化した「映画館における換気実証実験」を実施し、YouTubeでその模様を公開した。

【動画】映画館の空気の流れを“見える化”「映画館の換気実証実験」

 新型コロナウイルスの影響は、映画館の経営も直撃。緊急事態宣言に伴う4月から5月の長期休業、新作映画の公開延期、映画製作にも遅れが生じるなど、大きな打撃を受けた。現在、各地の映画館では、劇場ごとの衛生管理、従業員の健康管理、入場時の検温・体調の確認、座席数の制限など、数々の感染防止対策を実施している。

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 一方で、映画館に対するアンケート調査によると、観客が「映画館が危ないと感じる理由」のひとつとして、換気に対する疑念が挙げられた(提供:(株)GEM partners )。そのため全興連では、「映画館は密閉空間ではない」ことを説明するために、専門家の指導のもとで実験を実施したという。

 実験では、映画館内(客席数352席)にスモークを充満させ、スモークが完全に消えるまで何分かかるかを検証。動画には、場内に充満したスモークがスクリーン下の排気口から排出され、実験開始から20分後にはほぼ全て消える様子が映し出されており、場内でマスクをしていれば、新型コロナ対策として「有効」だとしている。同映像は「映画館に行こう!2020キャンペーン」の特設サイトや全国の映画館、各興行会社の公式サイト等で公開される予定だ。(編集部・入倉功一)

映画館の空気の流れを“見える化”「映画館の換気実証実験」 » 動画の詳細
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