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衝撃の美しさ!トヨエツにハマる映画7本

豊川悦司(2013年2月撮影)
豊川悦司(2013年2月撮影)

 1995年に社会現象となったドラマ「愛していると言ってくれ」が、初回放送から25年経ても話題沸騰のトヨエツこと豊川悦司。トヨエツといえば、ジョニー・デップのように自身の美貌に抗うかのような幅広い作品選びでも知られますが、ここでは彼の美しさがとりわけ際立つ映画を振り返ってみました。

【写真】トヨエツが美しすぎる「愛していると言ってくれ」場面写真

 「愛していると言ってくれ」の放送前に注目を浴びたのが、武田真治と兄弟役にふんしたドラマ「NIGHT HEAD」(1992~1993)。1994年には劇場版が公開されましたが、豊川が演じたのは感情が昂ると制御不能になる超能力者。危うい魅力でカルト的な人気を博しました。「危うい」イメージでは、二重人格者を演じた『男たちのかいた絵』も。「愛していると言ってくれ」で人気絶頂の翌年に公開されたサスペンスで、180度異なる2つの人格を演じ分け、大胆な濡れ場もありました。1994年公開の『居酒屋ゆうれい』では、山口智子演じるヒロインの元夫で刑務所帰りのヤクザな男に。出演シーンはわずかながら、ギラギラとした“ワル”な魅力を放っていました。

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 一方、うってかわって「こんな人がそばにいたら最高!」と思わせる包容力のある男性を演じたのが、岩井俊二監督の『Love Letter』(1995)、廣木隆一監督の『やわらかい生活』(2005)など。いずれの監督ともしばしばコンビを組んでいて、『Love Letter』では関西弁でまくし立てる気のイイ眼鏡青年に。中山美穂との長いキスシーンも注目を浴びました。絲山秋子の小説に基づく『やわらかい生活』では垢ぬけない九州男児に。躁うつ病に苦しむヒロイン(寺島しのぶ)の従兄という役どころで、時にキレながらも髪を洗ってあげたり献身的に尽くす姿、お風呂上りに腰に手を当ててトマトジュースを飲む姿など、「陽」のオーラ全開といった感の癒やしキャラでした。ちなみに、寺島しのぶとは渡辺淳一原作の官能映画『愛の流刑地』でも、艶やかで濃密な共演を見せています。

 『やわらかい生活』の廣木監督と組んだ『娚の一生』(2014)では髪をロマンスグレーに染め、京都弁を話す52歳独身の大学教授という設定で大人の色香が爆発。榮倉奈々演じるヒロインの足にキスをするシーンが話題になりましたが、ドキッとさせながらもいやらしくならないのは豊川の美貌、演技力があってこそ。「愛していると言ってくれ」の晃次さんはビーサンでしたが、海江田教授は下駄。肩の力が抜けたラフな雰囲気が肝でした。

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 近年は「愛していると言ってくれ」の北川悦吏子が脚本を手掛けた朝ドラ「半分、青い。」(2018)の少女漫画家・秋風羽織がアタリ役に。今後も阪本順治監督『一度も撃ってません』(7月3日公開・謎のヒットマン役)、沖田修一監督『子供はわかってあげない』(公開日未定・ヒロインの父親役)、ローランド・エメリッヒ監督のハリウッド大作『ミッドウェイ』(9月11日・山本五十六役)など新作多数です。(編集部・石井百合子)

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