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『パラサイト』の快挙、日本の映画界へ刺激

『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督
『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督 - Kevin Winter / Getty Images

 10日(現地時間9日)に行われた第92回アカデミー賞で、作品賞をふくめ監督賞、脚本賞、国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)の最多4部門受賞の快挙を達成した映画『パラサイト 半地下の家族』。受賞に対する祝福などのコメントが日本の映画界からも多数寄せられている。

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 ポン・ジュノ監督の大ファンで昨年12月に実施された監督と主演のソン・ガンホの来日イベントにも参加した吉沢亮は一部スポーツ紙で祝福コメントを発表したほか、公式Twitterに監督、ソン・ガンホとの3ショット写真を投稿し、「本当におめでとうございます」と4冠を祝っている。

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 石田ゆり子はInstagramで「興奮冷めやらぬ。パラサイトがアカデミー賞の作品賞を取った。」と喜び、「これが映画界におけるとてつもない事件なのではないかと感じるに至る」「おめでとうございます。一俳優としてわたしもたくさんのことを思います。ほんとうに」とつづっている。石田は1月に同作について「すごいものを観てしまった。衝撃と余韻。そして映画というものの可能性。映画館にいることを忘れて観客全員がスクリーンに吸い込まれていた」とInstagramに投稿していた。

 2018年に旋風を巻き起こした『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督は『パラサイト』の受賞に大いに刺激を受けたようで「まずは信じて。前を向いて。『世界』へ。いくぞ日本映画!」「まずは『パラサイト』の絵コンテ集を読み込むところから。勉強勉強勉強」とTwitterを更新。

 また、『凶悪』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの白石和彌監督は11日に行われた「第93回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式に出席した際に『パラサイト』の受賞について言及し、「やれることをやって、必ずやいつか満足のいく映画を届けられるように頑張っていきたい」と映画監督としての決意をあらたにしていた。(五十嵐洋介)

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