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9か国の翻訳家を密室に隔離…ベストセラー出版秘話を基にしたミステリーが日本公開

容疑者は9人の翻訳家…
容疑者は9人の翻訳家… - (C) (2019) TRESOR FILMS - FRANCE 2 CINEMA - MARS FILMS- WILD BUNCH - LES PRODUCTIONS DU TRESOR - ARTEMIS PRODUCTIONS

 トム・ハンクス主演で映画化もされたベストセラー小説「インフェルノ」出版時の実話を基に、デジタル時代ならではの仕掛けをちりばめたミステリー映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(英題:The Translators)が、2020年1月24日に日本公開されることが明らかになった。

【写真】トム・ハンクス主演で映画化もされた「インフェルノ」

 本作は、「ダ・ヴィンチ・コード」などのロバート・ラングドン教授を主人公とする人気シリーズの4作目「インフェルノ」出版時の前代未聞のエピソードが基となっている。それは、海賊行為と違法流出を恐れた出版元が、著者の同意のもと各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったというもの。

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 劇中では、全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の世界同時出版のため、洋館の地下に隠された密室に集められた9か国の翻訳家の物語が展開する。外出やSNS・電話などの通信も禁止され、毎日20ページだけ渡される原稿を翻訳していくなか、ある夜出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」という脅迫メールが届き……。

 『神々と男たち』などのランベール・ウィルソンが富と名声にとりつかれた出版社社長役で出演しているほか、一癖も二癖もある翻訳家役で『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ、「このサイテーな世界の終わり」のアレックス・ロウザーらが名を連ねる。監督・脚本は『タイピスト!』などのレジス・ロワンサル。(編集部・吉田唯)

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は2020年1月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国順次公開

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